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なぜ保護者面談をしようと思ったのか?
2020年は新型コロナの影響で発表会が中止、ピティナコンペも中止で課題曲チャレンジ(動画審査)となりました。またオンラインレッスンなど新しい形態のレッスンを始めたり、いままでと全く違う1年でした。
2020年を振り返り、保護者の皆様とほとんど会話ができていないな~と。公式LINEでこちらから発信しているけど、一方通行では??と不安な気持ちに。
また、小さい頃はレッスンについてこられていたお母様たち、元気にされているのかしら?コロナの影響を受けておられないかな?
いやいやこれではあかん!!保護者の方としっかりコミュニケーションをとり、ピアノレッスンについての方向性を確認しよう!生徒さんの成長のためにおうちの方と私の思いを一致させておかないと!
・・・ということで前からやりたいな~と漠然と思っていた保護者面談を思い切って行うことにしました。
保護者の方とどうやって日程調整する?
案①:公式LINEで案内し、個人チャットで返事をもらう。
全員の方の返事がそろってから、被らないように調整しないといけない。何度もやり取りしないといけない。調整して連絡するだけで日にちも労力も半端なくかかりそう!!
案②:Googleフォームアンケートを実施する。
Googleフォームでアンケートを作り出したものの、日にちと時間の希望枠を一つ一つアンケート項目で入力してもらうのは、面倒くさそうで申し訳ない。どんな答え方にしてもらうのが効率的か?考え出したらわからなくなってきました。それに全員からの回答が揃うまで、調整できないよね~。これも時間かかりそう!!
うーん、と悩んでいてひらめきました!!
案③:予約システム!!
無料で使えるスケジュール管理、予約システムのアプリなどはないかな?
早速、検索。
そこで見つけたのがリクルートが無料で提供する予約管理システム「Airリザーブ(エアリザーブ)」です。会員登録し、実験。案外簡単に思い通りのことができることが判明しました。
保護者の方にカレンダーにアクセスしてもらい、好きな日時を予約してもらうというもの。時間ごとの定員を1名にしておくことで、バッティングすることもありません。早い者勝ちになりますが、いろいろな曜日、時間帯の候補日時を多めに用意して対応しました。
公式LINEから一斉に案内メッセージを送信すると、早速保護者の皆様が予約を入れてくださいました。
管理画面のカレンダーで予約の有無が一目瞭然です。さらに予約が入ったら登録しているメールアドレスに通知が来るので、誰がいつ予約してくださったか、すぐにわかるのも便利です。
保護者からは「いろいろ新しいやり方を導入して、便利にしていただきありがとうございます!」とのお声をいただきました。
▲予約カレンダーはこんな感じ
面談で何を話す?
①なぜピアノを習い始められたか?そして、これからのこと。
【中1女子】幼稚園から習っておられる中学生のお母さまに、習い始めの頃のお気持ちをお聞きしました。私もお母様も初心にかえり、これからのことも確認するために。小さい頃は、「お母さんに相談しないとわからない」というタイプのお子さんだったのですが、今回の発表会の曲は、私が挙げた候補から生徒さん自身で決められたとのこと。自分で決断できるお嬢さんに育たれていて嬉しくなりました。
【3歳女子】習い始めの3歳さんのお母さまには、今のお気持ちと将来像(どんなお子さんになって欲しいか?ピアノとどのように関わっていて欲しいか?)をお聞きしました。コンクールにも挑戦してしいとのこと。1,2年後のコンクールに照準を合わせてしっかり基礎力つけられるようを導きたい、と身が引き締まりました。
②おうちでの練習の様子
【小1女子】お父様が来てくださいました。お父様も音楽をされていて、おうちでいろいろなジャンルの音楽を聴き、ノリノリで歌ったり踊ったりしている、とのこと。最近レッスンでは、譜読みに苦労し楽しめてないと感じていたので、意外な一面を知りびっくり。レッスンがお勉強にならないよう、心から音楽を楽しめるような工夫が必要だと痛感しました。
【小3男子】秋ごろに、「最近練習しなくて・・・」と嘆いておられたお母様。ついつい「練習しなさい」と小言を言ってしまい険悪な雰囲気になるとのこと。その時に「言いたいのを我慢して、しばらく何も言わず見守ってあげて。」とお話していたのですが、それが功を奏うして最近は波はあるものの自分から練習をしている、とのこと。小3といえば、ギャングエイジと呼ばれる年代。自我が芽生え、おうちから外へ目が向いていく時期です。無理強いしてピアノが嫌いになって欲しくないですよね。とお母様と共有しました。
③やらされている感を取り除きたい!
【小1女子】おうちではお母様がつきっきりで教えてくださっているとのこと。自分のレッスンだという自覚をもってもらうために、しばらく見守るだけにして欲しいとお伝えしました。レッスンでも感想やどう思うか尋ねると「わからない」と答える生徒さん。自分の言葉で、自分の考えを言えるようになって欲しいです。どう表現したいか?ピアノでも考えられるよう声がけしていきます。お母様も理解してくださいました。
【年中男子】ずっとお母様もレッスン室でレッスンを見てくださっていましたが、「ひとりでレッスン受けてみませんか?」とお勧めしてみました。お母様はピアノを習ったことがなく、レッスンを見ておうちでも同じように教えないといけないと思っておられたようでした。レッスンでもおうちでも先生がいると、やらされている感覚になるのでは?逆に、お子さんから教えてもらってほしい。そしてすごいね!と感心してあげて。とお伝えしました。最近は、発表会の曲をひとりで練習しているそうです。すごい!!
④レッスンノートの活用について
目標をもち、能動的にレッスンを受けて欲しい。という願いを込めて、オリジナルレッスンノートを制作しました。おうちの方にも応援をコメントを書いていただきたいので、レッスンノートの意義と使い方などをご説明し、賛同いただきました。
▲レッスンノート活用例その1 どうしたらスラスラ弾けますか?五線まで書いてます!!
▲レッスンノート活用例その2 おうちからのコメント。前向きな内容で嬉しくなります。
2021年 生徒さんにとって楽しく、力がつくレッスンを目指して
保護者の方々とコミュニケーションを取り、レッスンに対する(私に対する)ご要望や思いをお聞きし、これからのレッスンの方向性をきっちり確認することができました。
また、ピアノを通じて、前向きに自分で考えられる人になって欲しいという私の思いもお伝えできました。
楽しいレッスンとは?
「生徒さんを楽しませる」だけでは、こちらから与えるばかりになっているのでは?これからは、もっと生徒さん自身が考えられるような、自分で楽しみを見つけられるような、本当の意味で生徒さんの成長を考えたレッスンを意識します。相乗効果でピアノの上達にも繋がっていくはず。
多くのことに気づき得るものが大きい保護者面談となりました。今後もしっかり保護者の方とコミュニケーションをとりレッスンの様子やレッスンの意図をご説明していきます。
ご参加いただいた保護者のみなさま、ありがとうございました。
【参考】予約システムはこちら Airリザーブ(エアリザーブ)
ピアノを通じてHappyに!!
くれっしぇんどピアノ教室