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初めてのカワイのピアノ。SKの評判は聞いていましたが、実際弾いてみると、すごくいい!!キラキラした高音にまろやかな低音。弾いていて心地よい響き。このピアノでレッスンしたら、生徒さんたちの耳も心も育ち、ピアノも上達するに違いない!この確信と期待でワクワクが止まりません。
SKってどんなピアノ?
SK「Shigeru Kawai」とは、河合楽器製作所の2代目社長 河合滋氏の名前を冠したピアノです。
”世界一のピアノづくり”のため、情熱を注ぎ、時間をかけ、努力を重ねられた結果、弾きやすさや表現のしやすさなどにこだわった、弾き手に寄り添うピアノが生まれ、1999年に発売されました。
こだわり① 響板材の天然乾燥
ピアノの材料である木材は、乾燥に時間をかけることで最高の響きが得られるとのことで、カワイの響板材は長い年月をかけ天然乾燥させているそうです。
こだわり② 手作業
効率を求め機械化がすすむ中でも、手作業が行われています。天然の木材(ひとつとして同じではない木材)を扱うピアノづくりにおいて、材料に合わせた作業をしなければ良いピアノは生まれないとの考えのもと、一台一台のピアノが念入りに作りこまれています。
さらに低音部の弦も一本一本職人さんが手巻き加工されています。機械加工も進歩しているそうですが、熟達した職人さんの手巻き加工水準には未だ及ばないそうです。
こだわり③ 調律師の重要性
優れたピアノをベストな状態に維持する、縁の下の力持ち⁈のような存在の調律師。調律師は高い技術と弾き手の要望を引き出せるような人格を持った人が必要だとの考えのもと、社内資格”MPA”がつくられています。
フルコンサートピアノ「SK-EX」誕生
2001年にフルコンサートピアノ「SK-EX」が誕生し、2018年、第10回浜松国際ピアノコンクールにて「SK-EX]を弾いたジャン・チャクムル氏が優勝されました。まさに世界一のピアノとして注目を浴びました。
ジャンチャクムル氏は来日コンサートのメッセージで以下のように語っておられます。
『Shigeru Kawaiは音楽家にとって親友であり、偉大な人格を持つピアノです。演奏していると、このピアノは演奏者を導いて新しいアイデアを試すように促し、この表現の自由が音楽を真に生き生きとさせるのです』(カワイコンサートNo.2325チラシより引用)
第18回ショパン国際ピアノコンクールでの快挙
2021年の第18回ショパン国際ピアノコンクールでも多くのピアニストが「SK-EX」を選択しました。特に3名がファイナルに進出するという快挙でした。
第2位のアレクサンデル・ガジェヴ氏のコメントです。
『Shigeru Kawaiはショパンを演奏するために、近年では特に理想のピアノだと思います。(中略)鍵盤から奏でられる温かくやわらかな音色は、パレットからたくさんの色を選ぶように、ピアニストが様々な表情をつくることを可能にしてくれます。特にダイナミックな場面で。』(Shigeru Kawai Letter 第18回ショパン国際ピアノコンクール特集より抜粋引用)
SK-EXが大阪にやってきた!!
SK5を発注してから、納品までの間にこんなサプライズがありました。
なんと!そのショパン国際コンクールのピアノが大阪にやったんです。試弾ができるとの案内を営業の方からいただき、大人の生徒さん3名と行ってきました。
まろやかであり、きらびやかであり、うっとりする音色。
SK5が教室にやってきた!
ショパン国際ピアノコンクール後、人気が上昇し生産が追い付かず、3ヶ月待ちの納品となりました。
楽しみにしていたこの日。一方で、今までお世話になったピアノとのお別れの日でもありました。
思い出①YAMAHA UX50
高校生の時に買ってもらったYAMAHAのUX50(アップライト)。実家ではグランドピアノが置けず、アップライトで練習していました。少しでもグランドピアノに近いものを!と当時、買ってもらった最高級のアップライトです。大学受験の課題であったベートーヴェンソナタ、大学在学中もいろいろな曲をこのピアノで練習しました。今も、生徒さんとの連弾で活躍してくれていたピアノです。
思い出②YAMAHA C3
嫁入り道具として、買ってもらったYAMAHAのC3。念願のグランドピアノでした。大阪まで試弾に行き、華やかな音が気に入って選びました。最初は3人だけの生徒さんとこのピアノでレッスンスタートしました。我が子のピアノのおけいこでもお世話になりました。生徒さんも徐々に増え、大活躍してくれたピアノです。
どちらのピアノも、今までありがとう!今の私を作ってくれたピアノたちです。お別れするのは寂しいけれど、私は次のステップへ進みます!
SK5の搬入
よく生徒さんに聞かれます。「どうやってこのピアノ部屋にいれたん?」
先ほどから写真に登場していますが、足を外して縦向きにするんです。そして部屋の中で足やペダルをつけてもらいます。
350㎏もあるピアノをたった二人でひょいひょい、サクサクと運び組み立ててくださいました。さすがプロです。
これからこのSK5と一緒に、どんな未来が待っているでしょう?
ものすごく幸せです。レッスンを通じ、幸せな時間を生徒さんと過ごしていきたいです!
ピアノを通じてHappyに!!