090-5661-3573

BLOGブログ

2020.08.18 |松浦由香ってこんな人

私のピアノ人生 ~小学生・後編&中学生~

私の人生、どのようにピアノと関わってきたか?前回の小学生・前編の続きです。

今レッスンに来ていただいてる生徒さん、また将来ご縁があるかもしれない方に、私、松浦由香のことを少しでも知っていただけたら嬉しいです。

 

新しい先生との出会い


N先生がご結婚され他県へ行かれることになり、別の先生に習うことになりました。調律師さんの紹介でF先生に師事することになりました。5年生の時でした。

京津電車(今の地下鉄東西線ですが当時は路面を走っていました)で2つ向こうの駅まで通うことになりました。少し遠かったのですが、先生宅の最寄り駅近くに私の大好きなサンリオのお店があって、電車の待ち時間に寄り道することを楽しみにしていました。

それはさておき、N先生のレッスンでは、楽譜にいっぱい書き込みをしてくださり、なかなか曲に◎がもらえずかったのですが、F先生は、ほとんど楽譜には書き込みをされず、わりとすんなり◎をくださり、少し拍子抜けするとともに、いい気分になったことを覚えています。今振り返ると、N先生の厳しい特訓のお陰で、基礎ができていたのだと思います。

【N先生の書き込み】弾けていないところには、大きな✖が!!♡は、心を込めて弾くということかな?

楽譜への書き込み

どんどん進めることがうれしくて、そのころ練習が嫌だった記憶はあまりありません。F先生は、音高や音大受験生もたくさん見ておられる先生で、そのころから、何となく私も音楽の道へ進みたいな~と思い始めていたような気がします。

 

継続は力なり


母に「継続は力なり」という言葉が好きだと聞かされ、私も「継続」すれば何とかなると根拠のない自信を持っていました。最近知ったのですが、根拠のない自信を持つことが大切らしいです。自己肯定感が高い証拠だそうです。

いつからかわかりませんが、毎日5時になったら練習という我が家のルールがあって、ご近所からも「由香ちゃんのピアノの時間」と温かく見守っていただいていました。旅行などで出かけるとき以外は、毎日練習していました。

もともと、N先生に「1日練習を休むと、1週間分下手になる」と言われたことがきっかけでした。せっかく練習しても、1日休んだら水の泡になると思い、必死でした。一種の暗示にかけられていたようです。単純な?(素直な?)性格が功を奏したのかもしれません。

【思い出の椅子】今教室で使っている2つの椅子。右は、数年前に購入したもの。なんと!左は、私が初めて買ってもらったピアノについていた椅子なんです。半世紀近く前の椅子。シート部分が少し破れているけれど、今も現役です。

ピアノ椅子比較


 

中学生になって


合唱コンクールの伴奏といえば、由香ちゃんと言ってもらい、音楽の道へ行く気持ちが固まってきました。それでも、ピアノ一色ではなく、軟式テニス部に入り真っ黒になって走り回っていました。ピアノの先生には、ラケットで左右の腕の長さが変わるのでは?とか筋肉、握力がピアノに影響するのでは?と心配されたりしました。今思えば、吹奏楽に入っておけばよかったのに~(仕事に活かせたのに!)

ピアノに関しては、私のようなレベルの人は山のようにいるということがわかり始めました。井の中の蛙状態でした。というのも、音高に行くには全然レベルに達していないことがわかったのです。行けないとなると、行きたくなる。ショックでしたが、大学で目指せばいいと教えていただき、勉強を頑張ることにしました。もちろん、ピアノも!!

そんな時、事件が!!


発表会での大失敗


発表会でモーツァルトソナタK545の第1、3楽章を演奏することになっていました。大好きな曲ですごく練習して挑んだのですが…

第1楽章の最後の音を間違えてしまったんです。そしたら頭が真っ白になって、第3楽章の初めの音が全く分からなくなってしまいました。結局、心が折れてしまい弾けないまま舞台袖へ下がりました。

しばらくは、ショックでどう立ち直ったのか覚えていないです。思春期の多感な時に大失敗をしたにもかかわらず、よく辞めなかったなと思います。よっぽどピアノが好きだったのか、今までやってきたことを無駄にしたくない意地か。

 

振り返るとピアノ人生としては、散々な中学生時代。でもタイムマシーンがあれば、あの時の私を慰め、褒めたいと思います。「辞めなくて偉かったよ」

とはいえ、苦い思い出となった曲「モーツァルトソナタK545第1楽章」

クリックして聴いてみてください↓↓↓↓↓

動画タイトルソナタK545

 

~高校生・大学生編につづく~

 
SHARE
シェアする